佐々木敦 / 三枝伸太郎 / 北村聡

ノリ・メ・タンゲレ

Noli me tangere

〔ライブとカンファレンスの二柱並演〕

禍を超えて、文化・芸術は可能か。

「ノリ・メ・タンゲレ = 私に触れるな」とは

イエスが復活に際しマグダラのマリアに放った謎の言葉。
人みな触れることを禁じられた「禍」の世界で、
思考と表現、それぞれの言語で問いを立てる思想家・アーティストがいます。

ライブとカンファレンス、
異なる原理で描かれる両界曼荼羅のような舞台です。

大澤様

【佐々木敦 Sasaki Atsushi】

 思考家。作家。音楽レーベルHEADZ主宰。文学ムック「ことばと」(書肆侃侃房)編集長。映画 美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化の複数の分野で、30年以上にわたり、執筆、 企画、制作、教育などを行っている。著書多数。最新刊は初の小説『半睡』(書肆侃侃房)。 2022年秋に映画論集『映画よ、さようなら』(フィルムアート社)を刊行予定。

小川様

【三枝伸太郎 Shintaro Mieda(作曲・編曲・ピアニスト)】

 1985年神奈川県生まれ。東京音楽大学大学院修了。アルゼンチンタンゴを皮切りに、ジャズ、 ポップス、ブラジル音楽などのピアニストとして活躍。2014年にオリジナル作品を演奏する “三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza”を結成。坂東玉三郎、涼風真世、姿月あさと、等、 様々なアーティストのコンサートでの音楽監督や楽曲提供、また映画・舞台作品の作曲・編曲・演奏など 多数手掛ける作曲家。自己の作品として三枝伸太郎Orquesta de la Esperanza名義での二枚のアルバム、 トリオ編成のアルバム「TRIO」ボーカリスト小田朋美とのデュオ作「私が一番きれいだったとき」など。

大澤様

【北村聡 Kitamura Satoshi(バンドネオン)】

 奈良県出身。関西大学在学中にバンドネオンに出合い小松亮太、フリオ・パネに師事し、 世界各国のフェスティバルに出演。11年、アストル・ピアソラ五重奏団元ピアニスト パブロ・シーグレルの アジアチームに選抜される。14年東京オペラシティのリサイタルシリーズ B→Cに出演、意欲的な プラグラムに挑戦し好評を得る。21年、ピアソラ作曲「シンフォニア・ブエノスアイレス」の日本初演に 参加(アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団)。喜多直毅クアルテット、 クアトロシエントス、三枝伸太郎Orquesta de la Esperanzaなど数多くの楽団に参加、活動中。

「拍手をしない音楽会」のお願い。

 本公演の音楽上演では、最終曲が終わって客電が点くまで、拍手をしないでお付き合いいただくようお願いいたします。 これは、音楽家の思考(=試行)に併走するような時間を作りたいというプロジェクトの趣旨から来ております(講演、トークの部は、その限りではありません)。

第3回

2022年6月11日(土)
18:30開場/19:00開演

第一部 19:00〜
〈上演〉ピアノ:三枝 伸太郎 / バンドネオン奏者:北村 聡
第二部 20:00〜
〈講演〉思想家・作家:佐々木 敦
『災禍と失語 〜10年目のシチュエーションズ〜』

【会場】
隣町珈琲(東京都品川区中延3-8-7 サンハイツ中延B1)

【料金】
・一般 3000円
・18歳以下および学生 1000円
(メールか電話で予約。入場時に学生証等で年齢確認)
※飲食はナシの公演となります。
※未就学児の入場はご遠慮ください。

【予約】
Peatix予約
または主催者へのメール、電話予約も可能。

Pratix peatix-qr

本講演は後日アーカイブ配信されます。